
2009年/フランス映画/1時間50分/ワーナー・ブラザース映画●原題:Coco avant Chanel
●監督:アンヌ・フォンテーヌ
●製作:カトリーヌ・ベンジョー、キャロル・スコッタ、フィリップ・カルカソンヌ、シモン・アルナル
●原作:エドモンド・シャルル・ルー
●脚本:アンヌ・フォンテーヌ、カミーユ・フォンティーヌ
●撮影:クリストフ・ボーカルヌ
●美術:オリビエ・ラド
●編集:リュック・バルニエ
●音楽:アレクサンドル・デスプラ孤児として育ちながら固い意志を秘めた、ガブリエル・“ココ”・シャネル。波乱に満ちた体験を重ねながら、彼女はやがて世界的なファッション・デザイナーとなる。常に新しい女性像を描き、ファッションを通して女性の解放、男女平等を謳ったココ。その姿はまさに現代女性であり、成功、自由、そしてスタイルの、時代を超えた象徴だった――。『アメリ』のオドレイ・トトゥ主演のシャネルがシャネルになる前の若き日を描いた映画。
こちらもフランス映画らしく淡々と丁寧につくられていました。
田舎の修道院で少女時代を送り、田舎のキャバレーで歌っていたココが、いかにして20世紀最大のファッション・デザイナーになったかというその核たるものが、ココの恋愛をとおして巧いぐあいにあぶりだされていました。
個性、芸術、女性、または人としての在り方、生き様を常に冷静な眼差しでみつめ判断し、いかに自分らしく品格よくできるかということにこだわる信念と姿勢の美しさに感服。
オドレイ・トトゥの好奇心に満ち、また、思慮深さをも感じる強い眼差しは、ぴったりの役柄で、とても魅力的でした。とはいえ、私的には、アメリの透 明感溢れかつ小悪魔的な輝きには劣ってみえてしまうのですが・・・。
ただ、いまでは、定番的なイメージを持つシャネルが、当時はいかに革新的であったということを、ファッション史でなぞらえて知ってはいたものの、この映画を観たことで、すとーんと体レベル?で理解できたことが嬉しかったです。ほとんど教育を受けていなかったココが、なぜコクトーやストラビンスキーやピカソといった錚々たる芸術家たちと美を語り、人生を語り、深い絆で結ばれて行ったのか。
いつも不思議に思っていたのですけど、この映画では、そんな目にみえないココの魅力〜教育とか教養とか出自などとは関係のない、知恵や直感がしっかりと描かれているのだなあと感じました。
私的には、ボーイとの道行き〜が何ともロマンティックで好きなシーンでした。
メレンゲのような全身真っ白の女性たちの中、黒のタンクドレスでボーイと踊るシーンは絶品です!
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実は・・・絶品!!!と書きつつも、『空気人形』と同じ日に観たため、その印象は薄いのでした。
ほほほ。いよいよ、次回は、『空気人形』の感想が書ける〜♪